前回の記事では、Vimについての説明を行いました。では、もうひとつ有名なテキストエディタであるEmacsの使い方について解説します。

Emacsとは?

EmacsはVimと並び、Unix系のOSでよく使われるテキストエディタです。Vimと比較すると、モードを変更する必要がない代わりに、Ctrlキーメタキーなどを使って操作を行うことが特徴です。

Emacsで使用するキーについて

Emacsでは、コマンドを入力するとき、CtrlキーやEscキーなどを使います。例えば、Ctrlキーを押しながらxを押し、続けてcを入力するコマンドがあります。この操作を、

C-x C-c

と表記します。
また、Escキーを押し、その後xを押す操作を操作を

M-x

のように表記します。この「M」はメタキーといって、昔使われていた特別なキーのことです。
ちなみに、OS Xのターミナルでは、環境設定からOptionキーをメタキーとして使うことができます。Emacsをエディタとして使う場合は設定しておくとよいでしょう。

基本操作

起動
emacs

次のような画面が開きます。
f:id:iwamula:20150220221119p:plain


テキストの編集

Vimと違い、このまま編集を行うことができます。ファイル名を入力しないで開くと、

f:id:iwamula:20150220224755p:plain

このような画面になります。これは*scratch*バッファといって、この状態で編集を行ってもデータは保存されません。ファイルを編集したいときは、

emacs ファイル名

で開くか、次の方法でバッファを保存しましょう。

保存・終了

保存するときは、Ctrlキーを押しながらxを押し、そのまま続けてsを押します。

C-x C-s


ファイルに別名をつけて保存するときは、

C-x C-w

と入力します。


終了は次のコマンドです。

C-x C-c


コマンドの中止

Emacsを使っているときに、コマンドを間違えて打ってしまったときは、

C-g

を入力します。いろいろなコマンドのキャンセルにも使うので、覚えておきましょう。


その他の操作

Vimと同じく、Ctrlキーやメタキーを使った便利な操作があります。

キー入力 操作
C-a 行頭に戻る
C-e 行末に進む
C-d カーソル上の1文字を削除
C-k カーソルから左をカット
C-y カットした内容をペースト
C-x u または C-_ 操作を元に戻す
C-x z 操作をやり直す
C-m 改行する
C-x C-f 新しいバッファでファイルを開く
C-x b バッファを切り替える


他にも様々な操作やカスタマイズ方法があるので、是非調べてみてください。
今後は、Emacsで使える「Emacs Lisp」についても紹介していきたいと思います。